今朝、外に出ると、上空がヤケに賑やか。
ふと見上げると、
何時に無く大量のイワツバメが!
何事かと思い、その中心と思しき5Fに行き、窓を開けると…
!!!
なんとイワツバメが宙吊りに!?
どうやらテグスが巣と体に絡んで身動きが取れない様子。
しかし、ここは5Fの窓の外…
どうしたものかと思案する間にも、次から次へとイワツバメが飛来しては身を翻して戻り、また来る。
ようやく、虫網と、木材の先端にカッターナイフをつけたものを準備し、他のスタッフと協力して、テグスを切断、虫網で受け止め屋内に引き入れる。
ご覧のように、テグスが首に絡み身動きが取れない状況。
羽毛で絡んだ部分も見えない…
ヘタにテグスを切れば解けなくなるかもしれない…
悪戦苦闘の末、首筋の羽毛を鋏で切り…
ようやくテグスの除去に成功!
5分ほど、指に掴まり休息の後、再び大空へと羽ばたいて行きました。
釣り人の皆様
テグスの長さは30cm程、巣に絡んだ分と併せてもたかだか50cm程でしょう。
皆様が気軽に捨てるテグスが、複数の命をまとめて奪うところでした。
今回は運良く助けることが出来ましたが、テグスに絡まり命を絶たれる鳥や動物は多くいます。
テグスは必ず回収してください。
もし、どうしても回収できないときには近くの漁協へ。
湯ノ湖であれば、湯ノ湖の釣り事務所に報告をすれば、回収をしてくれるはずです。
よろしくお願い致します。
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とたまに真面目になると肩が凝る。
今日はもう寝るとしようか。
きっとあのツバメが、可愛らしい子に化けて恩返しをしに…
なんて事を考えると、きっと何もおきないんだろうなぁ…(笑)
同じ釣り人として、何も弁護ができませんが、私は極力回収し、その辺に捨てることが無い様にゴミ入れを携帯しています。
しかし、たまにとても長く木から垂れ下がっているものや、草むらで長いリーダー・ティペットに足をかけることがあります。そんな場合でも、見つければ回収するようにしています。
自然の中で遊ぶのならば、自然に対して感謝と尊敬の気持ちを持って、出来る限りのロー・インパクトで過ごしたいですね。
>きっとあのツバメが、可愛らしい子に化けて恩返しをしに…
>なんて事を考えると、きっと何もおきないんだろうなぁ
いやぁ、きっと起こる。息絶え絶えのツバメを救ってあげたぺー太さんの優しい心は、ツバメだけでなく鳥類全体に伝わって、化身となった花嫁候補がわんさか押し寄せてきますよ(笑)。
それはさておき、ごく一部の釣り人のマナーの悪さが、釣り人全体の印象を悪くしているのは事実ですね。
木の枝に絡んだ釣り糸を放置したままにしたり、湯の湖南岸のシャクナゲ林を大便所の代わりにしたり、ハイカーには禁止されている歩道以外の場所に立ち入ったりと、自然をダメにする行為がまかり通っています。
いずれも、ハイカーは環境省が管理し、釣り人は漁協が管理するといった、同じ国立公園でありながら管理者が異なることが、問題の解決を阻害しているのではないかと思っています。
とはいえ、根本には、自然の中で遊ぶためのマナーの欠如いいかえれば、人の資質の問題に回帰するのでしょうね。
自分が今している行為は、自然にどんな影響を及ぼすのだろうかといったことを、自分自身に問いかけながら、自然を楽しんでほしいと願っています。
Loop様 いっぽ様
おいでませ~♪
わぁい!今回は2名様ぁ~ \(^▽^\)(/^▽^)/
さてさて、鳥の化身が飛来するかどうかは置いといて(来たら大歓迎♪w)、
釣り人とハイカーの軋轢ってのは結構根深いですね。
もともと奥日光に関しては歴史上釣りが先で、国立公園指定はその後。
で、いっぽ様が仰るようにハイカー(国立公園の管理)は環境省で、釣り人(奥日光の水域)は漁協、ひいては水産庁。
管理が分かれているってのは確かに問題なんですよね。
で、またLoop様の様にきちんと管理をしてくださる釣り人さんってのも沢山いるわけで、一部の釣り人の悪行(本人たちに悪意は無いのだろうけど)で釣人を括って締め出すってのもおかしいし…
でも釣人の動線で裸地化が進んでるのは事実。
でも登山道や遊歩道の侵食は踏圧によるものでこれはハイカー。
更にハイカーのマナーが誉められたものかって言うと、とてもそうは言えない。
ゴミ拾いをしていてハイカーから『あら、ついでにこれもお願い』って押し付けられたことも一度じゃないし。
結局はお二人が仰るように、【利用者個々人のモラルにかかってる】としか言えないのが現状ですよねぇ…
ラムサール登録を契機に、官・民一体で新しい利用の形態を探るって訳にはいかんのかなぁ?
なんたって、wise-useを謳ってるわけだし。
当分は、有志発モラルアップキャンペーンって所が落し所でしょうか。